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労務安全について


危険源を忘れない

心のリフレッシュ

なにやかにやと忙しさに取りまぎれて数日気づかずにいると、いつの間にか見えるはずの遠くの景色が木々の若芽・若葉にかくされてしまって「アレッ!」と思ったりしていませんか?すこし驚きながらあたりを見回せば、街といわず郊外といわず、みずみずしい自然の色彩があふれる頃となりました。
普段はあるかなしかほどの季節の移ろいが、今の時季はとてもハッキリと目に残ります。 今年の桜の日々は晴天の日が多く、各地でお花見が盛り上がったようです。
今回はゴールデンウイークを間近にして余暇とメンタルヘルスについてお話をしましょう。「メンタルヘルス」この言葉はもう耳になじんでいると思いますが、心の健康と言われています。ですから精神衛生とはちょっと違います。この言葉が使われるようになった訳は、心の健康重視を行なってゆかねばならない現代的背景 言い換えれば現代社会に生きているなかで受けるストレスに対して不適応を起こす人々が増えて来ていると共に、心の危機がもたらす個々の悲劇、社会的破綻も増えています。毎日のように報道される悲しい事件の内側に心の悲劇が感じられてなりません。

心の健康はストレスをいかに上手に処理し、ほかの事に心を振り替えるか、ホラ昔から言うじゃありませんか“ようは気の持ちよう”って!! 緊張をといたり、新たな心地よい刺激を受け入れたりするには余暇は絶好だと思います。ごろ寝もたまには良いけれど身体を動かすことはもっと良いものです。適度の身体疲労は安眠を約束し、仕事を離れての余暇はあなたの心をもみほぐしてくれます。行き当たりバッタリの休日でなく、無理の無い程度に自分の身体と心のサイクル活動の計画を立ててください。
これからの季節、森林浴などは如何でしょう?昭和57年に登場した「森林浴」は以来、世間に認知されました。実は昔からチョットした風邪や疲労は、森にこもって治す「森林療法」があったとか。樹木がみずからを守ろうと周囲の微生物を殺すために発散する「フィットンチッド」と呼ばれる芳香性の物質が、人体にも自律神経の働きを活発化させ、頭の回転を良くする作用があると判明しました。
快い香りと森の新鮮な空気を胸一杯に吸ってのブラブラ歩き。目に青葉、山ホトトギス さあ天気さえ良ければ言うことなしの5月の休日は、仲間や家族でお弁当を持って行ってみませんか?
そこで、日々の仕事のイライラを解消できたら最高ですよ。

危険源を忘れない

同じ作業を毎日繰り返していると、仕事の刺激や安全に神経がにぶくなりがちで、災害の危険が増してきます。建設の現場では、自分の仕事や他職の仕事の進みで、働いている環境は日々変化をしています。「同じ仕事の延長だから、同じ注意をしていれば平気だ」は大変危険な考えです。仕事の内容は同じでも危険な箇所や周りの状態は変わっているのです。毎日を新たな気持ちで、作業場所を見つめてください。今日の危険場所や危険作業をあらかじめ全員で確認し、災害予防の手段を講じてください。慣れほど怖いものはありません。

工程の進みでハザードとよばれる危険源は移動したり、変化したり、増えたりしていることを忘れずに!


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