土木建築殉職者慰霊塔について


 本会の前身である日本土木建築請負業連合会は、昭和12年3月21日、建設事業遂行のため日夜精励し、不幸にも不慮の災禍にあわれ、職域に殉ぜられた方々の御霊を合祀し、永くご供養するため、東京芝・増上寺境内に土木建築殉職者慰霊塔を建立いたしました。

 以来70年以上を経た今日まで、本会はその維持・管理を行うとともに、御霊のご供養とご遺族のご平安並びに労働災害の撲滅を祈願するため、毎年、秋の彼岸に際し、本会会長等役員が参列し慰霊法要を実施しております。
これまで慰霊塔に合祀された御霊は、令和元年度時点で62,935柱を数えております。

 慰霊塔内の須弥壇には阿弥陀如来像を安置しておりますが、昭和15年に、本会の前身団体である土木建築請負業聯合会(竹中藤右衛門会長)が皇紀2600年事業の一環として慰霊塔内に納めた『百年後ニ傳フル記録』(五層の箱に収められた木箱のタイムカプセル)も供えられております。

 このタイムカプセルには、収納(1940年)から百年後の2040年に開封すべしと記されており、未来の同業者の繁栄と建設産業の発展を思う建設業界先達の願いが込められております。

土木建築殉職者慰霊塔
(平成20年4月修繕工事終了後撮影)
慰霊塔内の阿弥陀如来と
百年後に伝える記を納めた木箱
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