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労務安全について


スプリング ハズ カム

立春を過ぎて、いきなり初夏を思わせる暖かな日があったかと思うと、真冬の寒さに凍える日々の連続に、体調を崩された人もあった冬と春の狭間も遠ざかり春の気配があちらこちらに見え始めました。気の早い桜は淡い色をつけ始めています。球根から葉が伸び始めました。亜熱帯から亜寒帯までの長い日本列島の全てに春はまだまだ見えませんが、段々と花前線が列島を覆い尽くすことでしょう。1年の始まりは暦なのは当然ですが、人の生活実感からすれば、むしろ季節に一年の始まりを感じるのではないでしょうか?春・夏・秋・冬のサイクルが私たちの日常のなかでは大切な要素のように思われます。物事の始まりは春という季節とともにやって来る気がしてなりません。もっとも、熱帯では春が無く1年中が夏のようであったり、極北では1年中が冬ばかりかもしれません。寒く閉じ込められた感じの冬から逃れて、なんとなく気分が浮き立つのも春です。クラシック音楽で春をテーマにしたのは明るい感じのものが目立つのも作曲家の気分が浮き立っていたからでしょうか?ポップス系の音楽や童謡も春をテーマとした歌は、明るい感じですね。
さて、春を季節の始まりとして、私たちの作業所の1日はなにから始まるのでしょう?多くの人が知っている朝礼から始まります。朝礼は春と違って気分が浮き立つとはいかないでしょうが、今日の仕事が始まるぞという気分にはさせてくれます。安全施工のサイクルが朝礼です。遅れないでください。始まりが無いとスタートが出来ません。仕事の全体を見渡してください。工程と呼ばれるものです。季節も常に穏やかではありません。春の嵐、夏の落雷、秋の台風、冬の雪など日常でウッカリ出来ない現象を発生させます。工程の進み具合で危険も生じてきます。ウッカリしていませんか?この工程では何に注意しよう、ここの工程では、ここに注意をしようと、いつも危険がそばに隠れていることを意識しながら、安全施工サイクル活動に参加してください。

省略行為は危険の種

人は心の片隅にいつも横着というものを住まわせています。出来れば端折ってしまいたい、そんな気持ちになったことはありませんか?正しい手順を知っていて、技能も持ち合わせているのに端折ってしまう省略行為は危険の種を自分で蒔いて、挙句に水までかけてあげているのと同じことです。作業手順は、やりやすく、安全で、上手に出来るをステップにして作られています。どんな時でも手順の省略はしないでください。あなたと仲間の命にかかわる行為ですから。


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